ボゴールのプンチャック通りで商売を行っていた露天商の屋台の一斉撤去が、ボゴール市政府により施行された。この立ち退き作業は、露天商の屋台を観光地グヌンマス休憩所に移転するために計画された。移転により売り上げが減少すると多くの関係者から抵抗を受けたが、6月24日に一斉撤去作業は実施された。
同地の屋台については、実は以前より販売価格が異常に高いという批判が集まっていた。「インスタントコーヒー、お茶、生姜湯、インドミー、とうもろこし、セコテン、ピーナッツ、ミネラルウォーターを注文したが、合計は31万1000 Rpに達した。最初に値段を聞かなかったことは不注意だったが、価格設定が高過ぎる」「露天商に同情したい気持ちもあるけれどナシゴレンとアイスティー、ミネラルウォーター2本に20万Rp払った記憶があります」「インドミーが2万5000Rp、水が2万Rpで売られていて、駐車料金も5万Rpと高額でした」「KFCか周辺のレストランで食べた方が良いと思いました」など、撤去のニュースをきっかけに多くの人が自身の体験をSNS上で共有した。
プンチャック通り沿いには現在何も残っておらず、同地域の象徴であった何百もの屋台が立ち並ぶ景色も高額の請求書も、今では人々の思い出の中だけに残るものとなった。